才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

綺麗

□自立支援適用外ヒキニート

 今日は町役場の福祉保健課から電話をもらって、精神障碍者手帳の再申請に行った。前回の申請では書類が足りなくて、結局手続きが完了しないまま放置してしまったので診断書の期限も切れていたし、すこし面倒なことになった。おれは保険証がなく父親の扶養に入っているのだけど、父親の年収が無駄に多いせいで、自立支援医療の適用外となる旨を説明された。一割負担にならないなら、自立支援を申請するメリットはあまりないようにも思うが、正直おれは制度とかもろもろ、よくわかっていない。

 精神障害者手帳を申請することについて、父親はひどく反対していた。狭い農村のような町内のことだ、すぐに知れ渡ることだろう。おれは小さい頃から奇行が目立つ子供で、近所では悪い意味で有名人である。そんなおれのことだ、「あの子おかしいおかしいと思ってたけど、やっぱり精神だって」なんてことも言われかねない。父親はそういった世間体を気にしていたのだろう。どうでもいいけど腹立たしい話ではある。

 今日、町役場で対応してくれた人は、以前母親と仕事で付き合いのあった保健師さんだった。おれのことを「ともちゃん」と呼び、親しげに話し、今後の就職についても親身になってくれた。障碍者枠での採用があり、町内でも募集があることなどを教えていただいた。最後に、大変だと思うけど、いろいろな制度があるからね、上手に利用して生きてこうね、と声をかけられた。なんていうか、優しかった。おれは外界に対して過剰にビビってた自分を知覚した。ありがとうございます、と言って帰った。

 おれはどうしようもなくダメ人間なのに、ダメ人間の中ではマシな方、みたいな話が精神障碍者手帳の等級によって知らされるのだと思う。

pha.hateblo.jp

東京で生きていたら、ちゃんとダメ人間になれただろうか。

 

□おしゃれに生きてみたかったナ

 まずはじめに、おれにとってのおしゃれとはサブカルチャーアンダーグラウンド、クリエイティブ、とかなんかそんな感じ。デザフェスとか最高。カタカナばっかで意味が通りにくいけど、本人もわかって使ってないので問題はない。ある。

 トイちゃんの話をまた出してしまって悪いけど、いや、悪いことをいうわけじゃないから別に悪くないんだけど、けどトイちゃんはこんなブログがあることを知らないし、知らんところで名前を出してることはやっぱり悪いことなのかなぁ。話が逸れた。トイちゃんはいまとてもクリエイティブな方面にいる。クリエイティブホモのお友達も多い。素敵なことだ。正直言って滅茶苦茶羨ましい。ここでおれがうらやんでいるのは、突き詰めてしまえば素敵な友達がいる、ということかもしれない。

 何かを作る、ということは素敵なことだとおもう。ちなみにおれは語彙がないので素敵という言葉を多用するが、そのうえで素敵という言葉がとても好きなので、あまり困ってはいない。また話が逸れた。りゅうくんみたいに音楽を作るひとも素敵だし、トイちゃんみたいに絵を描くひとも素敵だし、タケノヤさんみたいに写真を撮るひともすごく素敵だとおもう。おれには何ができるだろうか、と考えてみたけれど、何者にもなれない呪いを自身に課しているおれは、たぶん何をやってもどこかへはいけないんだろうな、ってやる前から言い訳してる。筋金入りだ。

 東京にいた頃はおしゃれっぽくてちょっとダメなお友達がそれなりにいた。今でも時々ラインをしているけれど、だらけたやりとりのなかでは、彼女らが今何をしているのかさっぱりわからない。ちゃんと暮らしているのだろうか。自称フォトグラファーのおじさんとか、すごいおもしろかったけど、生存力だけで生きてる感じがした。そんなことを口走るおれの生存力はどんなもんかね。10年経っても生きていけるのかしら。


吉澤嘉代子「綺麗」MUSIC VIDEO

 なんか作ってみたいなあ、時間だけはあるんだけど。技術も知識もないんだよなぁ。