才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

□エラーメッセージ

 なにも言えない。なにを言っても一過性のものだとまた知ってしまった。あとで恥ずかしくなるようなことを記録として残しておくことに今更ながらの抵抗が生まれた。僕は誇りみたいにおもっていたものもなくした。それでもこんな文章を書いているのは、早くこんな気持ちを過去にしてしまいたいから。僕が移ろい易いのであれば、この無力感も、気怠さも、宛先の見つからない恨み言もきっと過ぎ去ってくれるはず。いなくなってほしいのはいつだって自分だ。その攻撃性が外に向かないよう責任の所在を自身の中に探している。逃げ出したい、けど、たぶんこの身体はどこへも行けないとおもう。

 なんとなく怠くて動けないのは、春の陽気にあてられたせいか、せいしん薬が少し効きすぎてるだけだから。大丈夫。

 

□pink

 桜が咲いている時期だけが春なのだと思う。ずっと昔に好きだったひとに、何の気なしに、今の彼氏はどんなひとなのと聞いた。

 昔好きだった、とかさ、そのときは性欲だったかもしれないけどねぇ。また会いたいなって思うよ。だから、だからさ、