才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

□メルトウイルス

 

 ゴールデンウィークなんてまるで関係ないかと思えば、厄介なことに嫌いな父親がずっと家にいたので想像以上にストレスだった。

 父親は発達のバランスが悪い。父親の姉は父親よりもさらに酷いアスペルガーだ。到底許容できないタイミングで空気の読めないことを言う。できれば関わりたくないのだが、近頃父方の祖母が死にかけているのでよく顔を合わせる。先日は(町の授産施設に)行かないの?と言われた。

 家にこもっていると、外の世界のことが分からなくなる。断片的に入ってくる情報はあまり気持ちのいいものではないことが多い。ので、余計に社会に対する恐怖や嫌悪を増長させる。外に出たくない。家に人を入れたくない。にもかかわらず、家の中だけでも不快な出来事は起きてしまう。ずっと眠っていたい。

 頭の中に要らないデータが入ってくるたび身体が拒絶反応を起こす。咀嚼するのに少し時間がかかる。自分が病気なのかわからないけれど、少しも普通じゃないし、全然大丈夫じゃないと思う。時間が経つのを待っているのに、それにつれて自分が古くなることがとても怖い。

 

□トラッシュ&クラッシュ

 

 このところ、ホモが気持ち悪くて仕方がない。当然、僕自身もホモであるので、すべての言葉はブーメランのように自分に返ってくるわけであるが、それでも吐き出さずにはいられない。服を汚すゲボだ。

 其処に至るきっかけとして、毎年のことだがレインボーほにゃららが原因として挙げられる。カネの臭いとポリティカルな暴力性で気持ち悪い。縁日感覚で行ってるツイッターアイドル部の皆さんも気持ち悪い。ホモでよかったって何。多様性だの愛だの。排斥されろ。なんのプライドもないだろ。ああいうのがショーケース的なステレオタイプとして取り上げられるのは気持ち悪いの通り越して愉快ですよね。

 僕はきっとたいていのホモよりも精神がアレ組で、精神がアレなことによって大きく人格が歪んでいるので、ホモでさえなければ、と思ったことは少ない方だと予想する。だからこそ、健全な発達の上で、自分自身のアイデンティティ形成にホモであることが大きく影響しているタイプのホモ(主語)ほど、ホモであることでなにか許しを得たがっているようで受け付けない。妥協や甘えがホモだからしょうがないか、といった思考から透けて見える(穿ちすぎ)。そんなの、精神がアレな人間となにも変わらないはずなのにな。そのくせいたるところで精神がアレ組を軽んじる傾向が順列に表れていて気持ち悪い。ああいうのが普通の人間ですけど?みたいな顔して生きてるのが気持ち悪いよ〜〜。

 きっとホモにしか見えないホモの気持ち悪さがあって、知ってしまったが故の毒だ。このひとは違うってどっかで信じてたひともホモコミュニティのローカルルールに織り込まれてすっかりつまんないホモになって出てきた。

 これは内なるホモフォビアなどではない、ヘイトスピーチだ。自己嫌悪に他人を巻き込むな、というならお門違いだ。ホモであることを認めろというのなら、ホモを嫌う精神性も認めろ。ホモキモい。

 虹の旗を燃やせ。