才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

Beautiful Monster

精神科の待合室でこの記事を書いています。

次回来院時は障害者手帳の申請のための診断書を書いて貰えるそうです。
会社、辞めました。
 
クズはクズなりに楽じゃないです。や、本当は楽をしているのかもしれないけど。楽だと感じられないだけで。言葉にするとみっともないけど、わたしはわたしで少しつらい。
時折、人並みに生きられない自分に対してどうしようもなく腹が立ちます。自分以外の人間ができていることが、どうして自分にできないのか、不甲斐なさで潰れそうになります。(比べること自体無意味なのですけど)
だから何、ってことも、別にないけど。助けてなんて、言えた義理じゃないけど。
 
もう長いこと精神科に通っています。最初は高校一年生のとき。そのときわたしはまだ15歳でした。
もともと、田舎のひと学年ひとクラス27人、保育所から中学卒業まで入れ替えのないメンバーで過ごすことを強要される様なド田舎で生まれ育ったわたしは、高校に入って初めて自分が他人が苦手だと思い知らされました。
簡単に言うと、教室に入れなくなったのです。席に座っているといろんな声がして頭がパンクしそうになるのです。聞こえないはずの声が聞こえてきました。あら、まあ、よくある話ね。とても陳腐だわ。面白くないわ。
夏休み明けの2学期からはあまり学校に行かなくなりました。たまに行っても、保健室。その保健室の養護教諭に紹介されて、県が企画している、精神科医に無料で相談できる集まりに参加しました。思春期相談会みたいなやつです。
その翌週から、しばらくは毎週、電車とバスで片道2時間かけて心の医療センターという施設に通いました。お医者様は診断名をけして口にしなかったけれど、処方された薬は統合失調症の患者に出されるものでした。
(全然関係ないけど、そのときに撮った脳のCTスキャンの画像を見たとき、前頭葉がめちゃくちゃ萎縮していたことがショックで、いまでも引きずっている、笑えない)
 
それから、何度か病院を変えたり、カウンセリングを受けたりして、気が付いたらもう8年。ああ、8年も自分のポンコツさのために金を払っているのか。論点はそこではないけれど。
わたしはなんだ?そこまでしないと人並みの生活は送れないのか?いや。それどころか、薬を飲んでいても、こうしてやっと見つけた仕事を手放してしまうような人生しか生きられないのか。ああ、嫌だ。情けない。でもきっと、言うほどはツラくないんだろうな。ひとと比べても、無意味なのはわかってるけど、わたしはわたしよりもつらいおもいをしながら、それでも懸命に生きている人間を知っているはずである。弱音は吐くべきでない、だってダサいから。
 
なんなんだろうな、こんなポンコツな身体と脳ミソを引き摺ってこれからも生きていかなきゃならないのかな。
イヤんなるよ、ホント。