才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

煙草と銃口

□青くない花

ダルい。とにかくダルいのだ。身体が思うように動かない。アタマも全然働かない。やる気もない。お金もない。ダルい。何もしないし何もできないし何もしたくないし何もない。まあいつものことではある。ただ、このダルさは希死念慮にすら繋がらない。ひたすらダルいだけで。このレベルのダルさはちと経験したことがないので、処方でも変わったのかなとか考えてもみたのだがそういうわけでもなくてなんだかわからないまま生きてる。デニーズのドリンクバーでアイスコーヒーを爆飲みしたら一時的に治った、けどお腹を下した。もしこのダルさがとれたらまたギターが、とか、イラストが、とか、東京が、とか言いはじめるのかな、って想像したらダルいままの方が現実的な気がしてきた。調子に乗っている自分も無価値な自分も大嫌いですので。自己愛性PDですので。ありの〜〜ままの〜〜(あの、平成終わりますが?)自分を受け入れられる日が来たらいいのに。それはほんとうにおもうこと。

 

□青くない空

デニーズでコーヒー爆ギメして脳が活動している間にそらいろフラッター(ガンガンコミックス版)を読んだ。単純な僕はまた魔法だとおもった。(魔法はこの世界には存在しないけれど、魔法みたいなものとはときどき出会える、運が良ければ)読み終えた僕はとても素晴らしい気分だったのに、感想を書こうとするとどうしても小学生の読書感想文的メソッドに従ってしまい、自身の経験と照らし合わせたりするから結果ネガティブなことしか言えなくてそれがとても悲しい。キラキラした魔法でカンタンに脳ミソ書き換えられちゃったのに、頁を閉じて煙草の一本でも吸えばその魔法をファンタジーだと言わなきゃ生きられない自分って何、すごく矮小でみっともない。だって、こんなに優しくてまっすぐなひとたち、僕の住んでいる世界では出会えなかったよ。だからせめて、キラキラしたまま閉じ込めておこう。ありがとうね。能代かわいい。また会いたくなったら頁をひらくよ。

 

f:id:tamamo9:20181109040708p:image

 

みたいな話をしてたら原作者のおくらさんと日下田さんというツイッタラーがご夫婦だそうで、とかいうノイズでしかない情報をフォロワーの方から頂いて、もう……やめてよ……ファンタジーと現実のヒモツケなんてしなくていいんだよ……と思ってしまった。軽い地獄。

魔法使いになれない自分を自覚するたびにまたひとつ呪いをかけられたかのようにダルさが増してゆく。めをとじ、みみをふさぎ、ゆれる。

 

□青くない栞

好きなことが少なくなり、嫌いなことがたくさん増えた。ってこれヨネヅケンシの歌詞じゃん。でも歳をとるってそういうことかもしれないよね。このところ自分のなかで新しいものに対する窓がどんどん閉じてゆくのを感じてんの。新作とかもう出なきゃいいのに変わらない私が古くなってゆくみたい、これは大森靖子ちゃんの歌詞だし。おもしろいもの、たのしいこと、すてきなおんがく、すばらしいほん、まだ知らないそういうもの、たくさんあるはずだし、これからも生まれてゆくのだろうけど、もうそういったものすべてと縁がないように感じてしまうよ。手持ちのおもちゃで一生遊ぶしかないのかもしれないけど、それを選択してるのは自分自身なんだよねー。感性の死、肉体の死よりもなんとなく悲しい気がすんね。ウチらだけのサイコーを見つけるためにさ、もっとdiggろうね。いつでもゴキゲンなBBAになりたいし、ナウくてマヴいギャルでもいたいよね。まあ肉体的にはくたびれたオッサンになるんだけどね。どうしようもねーな現実。って、これからも生きてく前提で話している自分がすこし可笑しい、ほんとう、どうかしてるみたい。