才能ない脳

かわいい自分を演出するためだったのにいつのまにやらゲボの掃き溜め

修羅と荒野

◽︎春の嵐

特になにも、ほんとうに、特になにか言葉に残しておきたいようなことがあるわけじゃなくて、ただ日々とは、LIFEとは、人生とは、そんななんの特別さもない1日にこそあるんじゃないかな、なんておもうわけです。祈り。

流行り病のせいで色々とおかしな世の中になっていますが、どうか皆様の暮らしが、日々が、人生が、損なわれても、つらい思いをすることになっても、続きますように、続いていきますように。そしていつか、また怯えずに、笑って暮らせるようになることを願っています。

 

◽︎2020年4月1日

今日は記念日です、僕ではなく、ほかの誰かにとっての。

僕がよく使う出会い系アプリには「人気ユーザー」という機能があって、その日1日、ログインするたびに人気だと判断された幾人かのユーザーのリストが表示されます。今日はそのリストの中に、前にずいぶんと優しい言葉をかけてくれた知人を見かけたので、メッセージを送ってみました。やりとりのなかで、「はじめての人気ユーザーだから、記念日だね」と僕が送ると、彼は、彼にとっては特別であろう話をしてくれました。

今日から全国の13の自治体で「同性パートナーシップ制度」が導入されました。今日、彼の兄とその恋人はさいたま市で、正式にパートナーだと認められたのだそうです。「だから、記念日、いろんな意味でね」なんて言うから、僕は少し、なんとなく、嬉しいな、とおもいました。彼がそういった制度を国や自治体に認めてもらうための活動をしていたことは知ったいましたから、彼にとっても夢がひとつ、叶ったことになるはずです。ああ、うつくしいものをみた。

 

◽︎愛は、

僕はといえば、昨年末から同棲していた恋人と、先日、正式に別れることにしました。けれど、すぐに出ていけとも言えない経済状況なので、もうしばらくはこの狭い部屋で2人で暮らすことになりそう。

インターネット恋愛から、熊本で仕事を辞めようとしていた彼を静岡に呼んで、クリスマスイブに間に合うように高速を飛ばしてきた彼と、そのままここで暮らし始めてからの3ヶ月間、手放しで楽しかったとは言えないかもしれないけれど、あの、なんていうか、たぶん、忘れたりしないよ。

やっぱり僕は愛とか恋とかで総て赦されるほど綺麗には生きてこれなかったけれど、でも、しあわせだとおもう日もあったし、愛は、在るだけのもので、過程のなかでは気付けないようなものだったけれど、結果としてここにに残るものがあるなら、きっとそれが、